事業所内・院内保育はアートチャイルドケア

事業所内・院内保育はアートチャイルドケア

カラフルノート~いろんな芽を出せ子どもたち~

先生インタビュー♪~保育士編~

素敵な先生とともに当社の保育の様子をご紹介します。
今回は、アートチャイルドケア札幌百合が原保育園のエピソードです。

北海道札幌市にある、アートチャイルドケア札幌百合が原保育園の4歳児クラスを見学していた時のこと。担任は、ベテランのあけみ先生です。
 給食前の時間、お散歩から帰ってきた子どもたちは慣れた様子で次々と身支度を整えていきます。
 帽子や上着、靴下を脱ぎ所定の場所に片付けたり、手洗い・うがいをしたり。それから外に持って行った水筒の中身を流しに捨て軽くすすいだ後、自分のロッカーに片付けたり、給食の際使うコップを並べたり。
 一方マイペースな子どももちらほら。色々なことに関心が向き、なかなか支度が進まない様子です。先生は視線を送りながらも、特に口出しはしません。
 ほとんどの子どもが給食の席につき、いよいよ最後の一人になったA君に、あけみ先生が声をかけました。「どうする?待っていてもらう?それとも先に食べてもらう?みんなが待っているから、どちらにするか伝えてごらん。」すると、A君が言いました。「先に食べてて!」当然、みんな先に食べ始めるものと思いながら見ていると、口々に「いいよ~待ってるよ!」「一緒にたべようよ!」そういうと、誰も文句を言うこともなく10分近くA君の身支度が終わるのを待ちました。そうして一緒にいただきますをした子どもたちはとても満足そうに見えました。
 自分の思いを伝えられるA君。さらに、A君のことを「待っている」という選択をしたクラスの子どもたち。それぞれが「自分」も「仲間」も大切にした関係性を築けています。子どもたちが互いを尊重できる仲間意識を「提案型の声かけ」という方法で育んでいるあけみ先生は素敵だな、と思った出来事でした。

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