施設の様子

春が駆け足でやってくる3月です。
この頃の保育園での子どもたちの話題と言えば「○○ぐみになる！」というフレーズです。入学、進級に対する期待と不安が入り混じる何とも言えない気持ちの中で子どもたちは過ごしています。1年間、同じ仲間として過ごしてきた子どもたちは、たくさんの架橋が架かっています。同じクラスの子とは「仲良し」に深みがでてきています。4歳児、5歳児は、友だちと自分が合わない部分を理解して、承知の上で付き合うことができるようになってきています。「Aさんのこんなところがあるからケンカしちゃうけど、でもやっぱりAさんと一緒にいると楽しい」「けんかしちゃうけど、やっぱり一緒に遊びたい」という気持ちが芽生え、自分の気持ちを理解しようとしている子もいます。相手を丸ごと認めて関わろうとする、大人でも難しい関わり方を、子どもたちは日々の生活の中で自分で育んでいます。そんな子どもたちの気持ちを私たち大人も丸ごと受け止め、この気持ちを大切に守りたいと思います。
小さい子どもたちは、自分の気持ちを身体全体で伝えようとしています。自分の気持ちが伝わった嬉しさをたくさん経験してほしくて、保育者も全身で子どもの思いを受け止めます。0歳児さんは躊躇なくジャンプして保育士の胸をめがけて飛び込んできます。受け止める側も体力や俊敏性を求められますが、そこは日々子どもたちに鍛えられているので大丈夫です。
今月も子どもたちと泣いたり怒ったり、そしてたくさん笑いながら、今、この時しかない一瞬一瞬を大切に子どもたちと過ごしてまいります。

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  消防署で消防車に会えた1歳児さん。
  「大きいなあ」と間近で見る消防車に圧倒されながらもしっかり見つめています。

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  散歩先の公園の長い滑り台でみんなで滑る3歳児さん。
  「電車やろうよ！」の子どもたちの声で意気投合して電車になり切っています。

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  手巻き寿司を巻いている5歳児さん。
  たくさんの食育やクッキングの経験で、大人でも難しい「手巻き」の具材を友だちと相談しながら器用に乗せています。